江間式気合術(2)
35年前の記憶であるから訓練や呼吸法についてははっきりと
覚えていないが刃と手をタオルできつく縛られてからそれを
先生が息を口から吸ってと言われ丹田に息を溜めた途端に
日本刀を一気に抜かれたのである。
その一瞬の間に何が起きたのか、と思うまもなく握っていた
手をゆっくりと開いて手のひらを見つめた、かすかに刃の一線
の筋が見えたが血は滲んでいないし、切れていなかったのである。
気が丹田に充実しての効果であり、先生の抜刀する技術の冴えで
あろう。
いくら気が充実していようが素人が刀を抜いたら手のひらは切れて
バラバラになっていたと思う。
江間式心身鍛練法 著作ー江間俊一
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